いつかモザンビークで

モザンビークでのいろいろ、モザンビークに関するいろいろを綴ります

アフリカでの第一歩:ヨハネスブルグ

 私は1994年7月にモザンビークに向けて出発しました。

モザンビークへの直行便はなく、ヨハネスブルグ南アフリカ)経由となります。

 初めて足を踏み入れたところは、アフリカのハブ空港のあるヨハネスブルグ

キレイに舗装された何車線もの広い道路とそこを行きかうたくさんの車、立派なビル、店にならぶたくさんの商品・・・ 

想像していたアフリカと全然違う!大都会じゃん!それに寒いし・・・”が、私の印象でした。数日間ヨハネスブルグの知人の家にお世話になることに・・・

犯罪率が非常に高い街と聞いていたので、現地の人と一緒でも街を歩く時は非常に緊張したのを覚えています。レストランのトイレには鍵がかかっていて、店の人から鍵を借りてトイレに入るというのにもビックリ・・・夜でも女性がひとり歩き出来て、お店のトイレも自由に使える日本の治安の良さをしみじみ感じました。

戸惑ったのがレストランのチップ。食後に会計の紙を持って来てくれて、客自身がチップの金額を書き入れる、というシステムがはじめは分かりませんでした。

料金ちょうどの金額を店員さんに渡すと、店員さんは不服そうにそのテーブルから離れない・・・“ どうして?”と不思議に思っていたら、現地の友人がチップのシステムを教えてくれて、店員さんの態度が腑に落ちました。あ~、面倒くさい! 日本の明朗会計は素晴らしい!

その当時、南アフリカではネルソン・マンデラ氏が大統領に就任し、国全体がマンデラ・フィーバーで涌いていました。なんとも云えない希望と活気が感じられました。

今でもモザンビークに行く際にはヨハネスブルグの空港を通過します。ヨハネスブルグ国際空港からOR.Tambo国際空港と名前が変り、空港自体もきれいになりました。何度も通過して慣れたとはいえ、今でも南アフリカに降り立つと緊張します。

 

さて、友人宅で数日過ごした後、ハラレ(ジンバブエ)を経由してモザンビークに入ることになります。

モザンビークまでの道のりはまだ遠い・・・